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中国、印指導者の国境紛争地域での活動に申し入れ
2015年 2月 23日9:26 / 提供:中国国際放送局

  インドの指導者が20日中国と国境争議のある地域を訪れたことを受け、中国の劉振民外務次官は21日、中国駐在のインド大使を呼び、厳正な申し入れを行った。

 劉振民外務次官は「中国側の中印国境問題に対する立場は明確で一貫している。中国とインドの国境東部地域に争議が存在することは周知の客観的事実だ。中国政府はインドが自ら設置したいわゆる「アルナーチャル·プラデーシュ州」を認めたことはない。インドの指導者の係争地における活動は、中国側の領土における主権と権益を損なわせ、国境問題における意見の食い違いを人為的に突出させ、問題を適切に処理する原則と共同認識に背くものだ。中国はこれに対して強い不満を表し、断固として反対する」と強調した。

 劉外務次官はまた、「中国は中印関係の発展を重視している。隣国として、最大の二つの発展途上国として、双方は各分野における協力の将来性が大きい。インドが両国関係発展の良好な勢いを大切にし、中国側と向かい合って歩み、双方が国境問題における重要な共通認識を守り、問題を複雑化させる行動を取らず、話し合いによって解決するという方向を堅持し、両国関係の発展の大局を維持するよう希望する」と述べた。

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